English_version ISJ, 日本画像学会, The Imaging Society of Japan

【日本画像学会誌のオープンアクセス化と論文掲載料の改定について】
        編集委員長 中村一希
(日本画像学会誌、Vol.58, No.2(2019) に掲載)
    平素より学会活動にご理解とご協力を賜り,誠にありがとうございます。日本画像学会誌のオープンアクセス化と論文掲載料の改定について,お知らせいたします。
    一般社団法人日本画像学会では,学会誌である「日本画像学会誌」を隔月で年6冊発行しております。その中で,一般投稿論文,解説に加え,最近のトピックスあるいは会員諸氏の関心の深い分野から特定テーマを取り上げた「Imaging Today(IT),Advanced Technology(AT)」,技術コラム「Imaging Highlight」,教育講座,研究室訪問などを連載しております。
    現在,学会誌のコンテンツ発信方法としては,雑誌体を会員の皆様にお送りしているほか,J-Stage(国立研究開発法人科学技術振興機構の電子ジャーナルサイト)において会員の皆様のみを対象として各記事のPDFの閲覧やダウンロードを可能としております。
    一方で近年,オープンイノベーションの重要性が増し,国内外の学術誌のオープンアクセス化(Web上で誰でも閲覧可能とする公開方式)が進む中,理事会からの提言も踏まえて,編集委員会において学会誌のオープンアクセス化の実施およびその方式について検討を重ねてまいりました。その結果,2019年3月に理事会での承認を得て,J-Stage上での学会誌電子版について,下記の方法によるオープンアクセスを,2019年4月より実施することといたしました。

        ・一般投稿論文/依頼論文: 学会誌発行と同時にオープン化
        ・依頼解説等(主にITやATなどにおける解説): 学会誌発行から1年後にオープン化
        ・その他の連載,記事等: オープン化せず
    本オープンアクセス方式を採用することで,投稿者や読者としての会員の皆様や,学会として次のようなメリットが期待されます。

        投稿者:研究成果を速やかに広く国内外に発信することによる,研究成果の認知度向上
        読者:投稿論文の質向上による,良質な研究・開発情報へのアクセス
        学会・学会誌:画像関連技術の幅広い認知や論文被引用数増加による,学術的側面での価値向上

    なお,特集記事のオープンアクセス化には1年間の時間差を設け,そのほかの学会誌コンテンツはオープン化未実施とすることなどで,会員の皆様限定の情報提供サービスの質はこれまで通り確保して参ります。
    本オープンアクセス化によって,日本画像学会誌は,研究開発の成果や関連技術を学会内で発信・共有するためだけのものではなく,国内外の様々な研究者や研究領域へ向けて画像関連研究を積極的に発信するという新たな役割を担って参ります。
    オープンアクセス化の実施に伴い,Web上での公開費用への対応等のため,論文掲載料をこれまでの3000円/頁から5000円/頁に改定させていただきます(カラーページ,別刷り等の費用は変更ありません)。本掲載料の改定は,2019年4月10日以降に投稿された論文から適用いたします。
    今後とも,学会活動に関してこれまでと変わらぬご理解・ご協力のほどお願い申し上げます。


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