謹 告
電子写真学会名称変更
「日本画像学会」
電子写真学会
会員各位 殿
電子写真学会が本年に創立40周年を迎えました。
電子写真学会は光と静電気を利用したトナーイメージング技術を「電子写真」として、当時の新イメージング技術を討論する懇談会を母体として1958年に創立されました。当初は、酸化亜鉛感光体を用いるエレファックス式とセレン感光体を用いるゼログラフィー式のトナーイメージング技術を習熟・ブラッシュアップすることを皮切りに、我が国の複写機等のOA機器産業の立ち上がりを技術面で支援してまいりました。その後、PPC時代に至り、開発技術者や研究者を対象に我が国独自の技術交換と相互研鑽の場として機能してきました。
1980年代半ばには。ハードコピー技術の急速な進展とともにNIP(Non-Impact Printing)と呼ばれる新しいハードコピー技術の討論の場としても活用され、今日に至っているのは御存知の通りです。従来からの電子写真技術はビジネス用途を中心としたハードコピー中心であったものが、昨今のNIPに基づくハードコピーはフォトグレードと呼ばれる高階調を実現する応用にまで広がっています。これに呼応して、最近の「電子写真学会」は、従来の電子写真技術にとらわれず、ほぼすべてのハードコピー技術が論ぜられる場となってきました。さらに将来のハードコピーを中心にしたイメージング技術を考えるとき、画像が紙などに安定に記録される系に加えて、環境負荷が少なく省資源の要請を同時にかなえる新しいハードコピー発展型のイメージングメディアの出現は必須と考えられます。このため、今後、学会にもそれに対応した技術の討論や相互研鑽の場の設定の要請は確実に求められるようになって来ました。
電子写真学会理事会では、21世紀を担うイメージング学会として従来からの電子写真とNIP技術の2本の柱に加えて、リライタブル/リユーザブルなイメージング技術、いわゆるデジタルペーパーとも呼ばれるエレクトロニックイメージング技術を三本目の柱に打ち立て、その交換の場を提供したいと考えています。
この様な背景から、先にご案内のように、創立40周年を期して21世紀への新しい学会の発展を期待して、上記のイメージング技術の三本柱に相応しい学会名に改名したく、論議を重ねてまいりました。具体的な学会名については、将来検討委員会(旧企画委員会)を中心に候補学会名称について検討を重ね、理事会での慎重な審議を経て最終候補案「日本画像学会」を提案するに至りました。
本件に関し、先刻開催(7月14日, 於:私学会館「アルカディア市ヶ谷」)されました第41回電子写真学会定時総会において審議され、満場一致で学会名称の変更が承認され、ここに新たに「日本画像学会」として発足いたしました。英語名は、The Imaging Society of Japan となり、愛称はSEPJからISJとなります。
電子写真学会会員各位におかれましては、引き続き学会の発展にご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
◇ 電子写真学会40周年・日本画像学会発足祝賀パーティ → 写真