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2012年度 第3回 日本画像学会技術研究会(通算第116回)

トナー技術研究会
『深化する解析技術・進化するトナー技術』


開催趣旨
   これまで、それぞれの技術の特徴を生かす形で暗黙のうちに市場の棲み分けをしてきた電子写真技術とインクジェット技術だが、近年は、オフィス、デジタルプロダクション印刷などの様々な市場で、シェアの確保を目指し覇者となるべく技術のせめぎ合いを行うようになってきている.
  果たして電子写真技術は、激化する競争に打ち勝ち、覇者として勝ち残っていけるのだろうか。 その鍵となるのは、電子写真に関わる物理現象や材料特性の課題に対するアプローチを定性的な把握から定量的な把握に変え高精度な制御に結実させるための解析技術の進歩であり、また、望まれる機能特性をもつ材料やトナーを作り上げるための材料特性制御技術やトナー技術の進化である.
  従って、今回の研究会では、電子写真の基本でありながらいまだ定性的な理解にとどまっているトナーの摩擦帯電やトナーの粉体特性に関して最新の解析モデルや解析技術はどこまで進歩してきているのか、また、トナー技術や粉体特性制御技術はどこまで進化してきているのかということに焦点をあて、それらに関する講演を集めた研究会としました。
  皆さまと活発な討論を行うことで、トナー技術に対する理解を深め、技術イノベーションの起点となる研究会としたいと考えております。本研究会への積極的な参加をお願いいたします。

□ 開催日時:2012年10月19日(金) 9:25 〜16:50 (開場時間 9時)
□ 場所:虎の門 『発明会館』  東京都港区虎の門 2-9-14 電話:03-3502-5499
地下鉄「虎の門」駅 3番出口徒歩 5分/地下鉄「霞が関」駅 A13番出口徒歩13分
□ 主催:一般社団法人日本画像学会 技術委員会 トナー技術部会
<講演予定>
 深化する解析技術
9:30トナー摩擦帯電の基礎モデル
−理解しておきたい摩擦帯電に関する一般的モデル−
(元)日本工業大学中村 洋一
 二成分現像剤中のトナー粒子の帯電機構の基礎モデルである静電的マクロモデル(ガウスモデル)と電子的ミクロモデル(表面状態理論)を実験事実も踏まえ詳細に解説。摩擦帯電現象の各物理モデルとその考え方を理解する。

10:20粉体の摩擦帯電機構
−メカノアニオンからメカノラジカルへの電子移動反応−
静岡県立大学坂口 眞人
 2種の高分子物質の摩擦帯電は、摩擦界面において機械的エネルギーにより高分子主鎖が切断されラジカルが生じることに起因している。この新たな視点の摩擦帯電機構をこれまで試みられていないESR測定により検証。

11:20標準キャリアを用いたトナー帯電特性の評価
−標準キャリアでみる摩擦帯電序列と帯電量分布変化−
トナー技術部会多田 達也
 座標の発明は物理現象を数学的問題として取り扱うことを可能した。標準キャリアは摩擦帯電系列の座標となり摩擦帯電現象を誰にも共通な定量的扱いに変えられるのか。座標値検定と帯電量分布解析に対する現状の状況を報告。

13:10静電気力顕微鏡を用いたトナーの帯電状態の測定
−個々のトナーの帯電状態を見る−
トレック・ジャパン上原 利夫
 新たに開発した解像度10μm電位2000Vまで測定できるEFMを用いて、通常のSPMでは測定できない高帯電電位の平板の帯電状態と、粒子である各種トナーの帯電状態を測定。微細な高帯電電位の分布像の可視化が可能に。

14:00トナー取り扱いに係る産業保健調査
−トナーの人体への影響−
富士ゼロックス原田 祐二
 トナーの安全性の確保は、お客様に対するメーカーの重大な責務であり、トナー取扱い作業者に対する重大な責務でもある。「トナー健康影響調査」「トナー個人暴露測定」をどのように行っているかを事例を挙げて説明。

進化するトナー技術
15:05モノクロ用 EA-Ecoトナーとグロス制御
−低温定着と画像グロス制御両立のブレークスルー技術−
富士ゼロックス井上 敏司
 EA製法における金属イオン架橋量制御技術により、最低定着温度はカラートナーと同等性能としたまま、モノクロ機に求められる低グロスで高画質な画像出力を可能にした。イオン架橋制御によるトナー粘弾性制御技術を解説。

15:55新たな高性能シリカ系外添剤
−その特徴と応用−
日本アエロジル内藤 直弘
 高精度な一次粒子径制御、高疎水性表面処置、シリカ/チタニア複合酸化物による海島構造・コアシェル構造等の構造制御など、新たな高性能外添剤に関して、その詳細を解説。

  
<講演プログラム、講演タイトル及び講演者は、交渉中のものもあるため変更する場合があります>
□参加申込:下記の日本画像学会技術研究会参加申し込みサイトから事前に申し込みをお願いします.

《正会員用申し込みサイト》
《維持会員用申し込みサイト》
《非会員用申し込みサイト》

会員のID/PWは会員情報管理システム用ID&パスワードになります.
(※お忘れの方は こちらの4.項を参照してください)
維持会員のPWは必要ありません

□ 参加費:会員および維持会員 6,000円、非会員 9,000円、学生 2,000円
会場にて当日お支払いください.
会員の方は会員証、維持会員証を,学生の方は学生会員証または学生証をご提示ください.
(提示の無い方は非会員参加となります.)
□ 問合わせ先:日本画像学会事務局 TEL:03-3373-9576 Fax:03-3372-4414

一般社団法人 日本画像学会 The Imaging Society of Japan, ISJ
〒164-8678 東京都中野区本町2-9-5 東京工芸大学内
Tel:03-3373-9576, Fax:03-3372-4414
Homepage:http://www.isj-imaging.org/isj.html

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